優真君は優しく笑った。
そして、イスから立ち上がって先生を呼んだ。
「せんせー。舞起きたー」
「あら。よかったわね。」
「うん。」
…ずいぶん先生と仲がよさそうだ。
保健室の先生があたしのところまできて、
「あざは大丈夫?」
と聞いてきた。
あざ…??
あたしはベッドの布団の中から足を出してみた。
…大きなあざがあった。
どうやら階段から落ちたときに打ったらしい。
「あ…たぶん、大丈夫です。」
「そう。頭は?痛くない?」
「さっきよりはマシになりました。」
「よかったわ。頭が痛くなくなるまで、少し休んでいてもいいわよ。」
「はい…」
先生は自分の机に戻り、仕事を始めた。
そういえば。
「あの…優真君、なんでいるの?」
「あ、舞が廊下で倒れてるのみて、急いで運んだ。」
やっぱり、優真君が助けてくれたんだね。
あたしはすごくうれしかった。
「ありがとう。」
「いや。それで…なにがあったんだよ?」
優真君はイキナリ真剣な顔になった。
…言いにくい。
「えっと…足すべらせて階段から落ちちゃった。」
あたしはあははと笑う。
けど、優真君の顔は真剣だった。
「ゆ、優真君…?」
