―瑠理side―
あたし、神埼瑠理。
今あたしは、記憶を失くした親友のことで悩み中。
うーん。
あたしから見て、舞は確実に布田のことを好きだと思うんだけどな。
だってあの子、布田と話してるとき、すっごく楽しそうなんだもん。
高谷のときと同じような笑顔、とは言わないけど…。
高谷は、ほんッッと最低。
あたしは、舞の記憶がなくなるなんて、おかしいと思った。
だって、いきなり記憶がなくなるなんて、ありえないこと。
なにか相当ショックなことがあったんじゃないか、と思った。
舞にとって相当ショックなことといえば、必ず高谷が関係していると思う。
だからあたしは、その日の放課後に高谷を呼びだした。
…屋上に高谷がやってきた。
「…なんだよ」
単刀直入に言わせてもらおう。
「…あんた、舞になんか、した??」
「…は??なんかって…何。」
「知らないわよッだからそれを聞いてんの!」
あーもうっ
あたし、コイツ嫌いなのよっ
舞が絡んでなければ、高谷と一生しゃべることはないと思う。
