次の日から、あたしはたまに布田くんとしゃべるようになった。
記憶がなくなってから約1ヶ月。
今も、好きなテレビ番組の話で盛り上がってる。
「オレはバラエティ結構好きなんだよね。舞は??」
「あたしはねードラマよく見るっ」
この頃は、布田くんはあたしのことを“舞”と、あたしは布田くんのことを“雄輔”と呼ぶようになっていた。
最近は、ずっと雄輔といるようになった。
休み時間でも普通にしゃべる。
あたしたちは、他の人から見てもかなり仲が良かった。
「まーいっ」
「ぅわっ」
あたしに飛びついてきたのは瑠理ちゃん。
「まーた布田としゃべってんのー??」
「あっ今テレビの話しててー…」
「あんたら、仲いいよね」
「あたりまえだろー??」
雄輔が会話に入ってきた。
「あんまりあたしの舞とらないでよねっ!!」
瑠理ちゃんはそう言って雄輔を一瞬睨むと、
「舞っ行こっ!」
あたしの腕を引っ張った。
「えっ瑠理ちゃん!?」
あたしは瑠理ちゃんに連れていかれた。
