何度でも君を・・・



瑠理に続いて屋上に入ったら誰もいなかった。



まぁ、あたりまえだよね。



もう12月。



こんな寒い時期に屋上でお弁当を食べるなんてバカな考えをもつ人はいないだろう。



そんなことは小学生でも考えないと思うし…。



てか、なんで屋上…!?



めっちゃ寒いし!!!



「瑠理…!?なんで屋上!?」



「えー??だって、人いないとこっていったら屋上じゃない??」



「だからって…今、12月だよ!?」



「まぁ、いいじゃない??」



「…。」



はぁ。


ほんと、瑠理には呆れるわ。


瑠理はどこか人とズレてるんだよねぇ…。




「しかも舞、今日元気ないじゃん!!誰もいないとこで話たいこといっぱいあるんじゃないの??」



「…瑠理…。」



たしかに、あたしは誰かにきいてもらいたかったのかもしれない。




それから、お昼休みが終わるまでずっと優真のことを話していた。