何度でも君を・・・



「舞~おはよう!!」


「あっおはよ。」




友達に朝のあいさつをしながら自分の席に行く。



カバンの中から教科書類を取り出し机の中にいれながらも優真のことを考える。



いつもなら瑠理としゃべっているけど、今はそんな気分になれないや。



あたしが自分の席でぼーっとしていたら、瑠理が来た。



「舞??どーしたの??」


顔をあげ、瑠理を見ると、少々心配顔。



「んー…なんでもないよ」



「えーっウソでしょっ!!なんか困ったことでもあったの??」



あたしは少し考えた末、瑠理に言った。


「あのね…昨日、優真にメールしても帰ってこなかったの」


「…そーなの??うーん…寝てたんじゃない??」



「…あたし、嫌われたりしてないかなぁ??」


「大丈夫だって!!今日、もう1回メールしてみな!!」



「うん…。」


ガラガラ―――――



「ホームルーム始めるぞーっ」



担任が教室に入ってきた。



「舞っあんま落ち込まないでねっ」



瑠理はそう言って、自分の席に戻っていった。