―――――――「舞っ!!」
「!?」
そう言ってあたしに飛びついてきたのは、瑠理。
めっちゃビックリしたぁ…。
「なんでそんなに驚いてるの??」
「いや、だって…」
あれ??なんで瑠理いるの??
そう思って周りを見たら…
「えっ嘘!?もう学校!?」
あたしは、無意識のうちに学校まで来ていたらしい。
「学校だけど??それがどうかした??」
「いや…なんでもない…」
「…??なんか今日の舞、変っっ!!」
そうかな…あたし、変なのかな…。
「まぁいいやっはやく教室行こっ!」
そう言って、瑠理は教室に向かって走りだした。
あたしは、優真のことを考えすぎてちょっと憂鬱になっていたから、走らずにゆっくり歩いて教室まで行った。
優真のクラスの前を通る―――。
優真の姿を無意識に探す。
けど、案の定優真はまだ来てなかった。
あたりまえだもんね。
優真はいつも遅刻寸前。
だから、こんな時間に来ているはずもない…。
でも何故か、期待してる自分がいた。
