…あたしたちの番が来た。
「怖~~!!」
零が不安そうにしている。
このジェットコースターは、自分で5曲あるうちのどれかを選べるらしい。
あたしたちの乗っているジェットコースターが動きだした。
1列に4つある席の中であたしと零ははじっこがイヤだったから、優真と日向君がはじっこ。
あたしと零は真ん中2席。
今は、ジェットコースターは上がっている最中…。
…こんなに上がるの!?
怖いかも…。
てゆーか…
「優真~!この曲選べないんだけど!!」
「オレも…やり方わかんねぇ!」
あ…ジェットコースターの動きがおそく―――――…
落ちる―――――!!
「きゃーーーーーーっ!!!!」
落ちたときのフワッて感覚が長く感じた。
――――やっと終わった――…
と思ったら、また急下降。
あたしは、重力で顔が上げられなかった。
