やっとバスが止まって、USJの中に入ることができた。
「えーっと??ん??これどーやって見るの??」
零が、地図を見て困っている。
あたしも地図の見方わかんないし…
「ちょっとかして」
優真が言った。
「はい」
「最初どこ行きたいんだっけ?」
「えーと…「あ、ここ。」
零の言葉に日向君が言葉をかぶせた。
「結構近いじゃん!行こ」
日向君がそう言って、零の手をひいて歩き出した。
「っ!!」
零はうれしそうだ。
うん、やっぱり、零がうれしそうにしてるとあたしもうれしい。
「オレらも行くぞ」
「あ、うん!」
「…手、繋ぐ??」
「え…うんっ」
優真が恥ずかしそうにそっと手を繋いできた。
…あたしも恥ずかしいっ
