「っあ…」
「ん??何??」
「いや…なんでもない。…そういえば、最初にここ行っていい??」
そう言って、零が差したのはスパイダーマンのヤツだった。
うん…楽しそうだな。
「次に~これ!!」
え…。
これって…1番怖いジェットコースターじゃないの??
「いいけど…零、こんなん乗れんの?」
「今日は、ジェットコースターがんばるの!!」
「へぇ…」
「舞は乗れんのかよ??」
「…っ!?」
ゆ…優真!?
「い、いつから起きてんの!?」
「ん~ジェットコースターらへんから??」
「…零、気づいてたの?」
「だって、高谷に目で『言うな』って言われたんだもん。」
優真が声を押し殺して笑っている。
「…。」
あたし…からかわれんの、大嫌い。
