何度でも君を・・・




「高谷君だよぉーっ!!舞も、高谷君のこと好きなんでしょー??ライバルだねっ☆」



「……、え??なんで知って…「見てたらわかるしぃ。」



ちょっとブリッ子っぽい言葉にムカついた。




「高谷君は絶対渡さないから。」



一瞬、睨まれた。


それから、さっきまでの可愛らしい態度がガラリと変わった。




「まぁ、簡単だけどねー??オトすのくらい♪」



若葉ちゃんが余裕そうに笑う。



「高谷は、そうはいかないかもよ??」




零が、あたしをかばって言った。



「え――?なんでー??絶対オトせるよ!!あたしだもん♪それに、あたしにずっと笑顔だったじゃん♪…あ、零は知らないんだっけ??」




こんなん、あたしだって負けていられない…!!!!




「高谷は、誰にでも笑顔だけどー??たとえ、それが嫌ってる人でも。若葉ちゃんに絶対高谷は渡さない。」






あたしも睨んでやった。