「あたし、転校してきたばっかで、舞しか友達いなくて…お昼一緒に食べてもいい?」



「…あたしはいいけど。」




チラッと零のほうを見た。



「いいよ。」



「ありがとう♪」


若葉ちゃんはそう言って、あたしの隣に腰をおろした。



そして、零のほうをじっと見た。




「えっと…あなたの名前は??」



「天野零だよ。」




「零ね。友達になってくれる??」




「いいよー。若葉ちゃん。」




若葉ちゃんは、にっこりと嬉しそうに笑った。




零…そんな簡単に友達になっていいのか。



まぁ、断れないしね…。