何度でも君を・・・



優真が廊下に出てきた。


「お前…なんで優真じゃなくて高谷なんだよ??」



「だ…って、優真って呼んだら付き合ってるって思われるよ??いいの??優真が内緒にしてって言ったんだよ??」


「そんなことくらいでバレないって~」




え…絶対バレるよ…


「れ、零…っ」



「ん~、もうバレてるんじゃない?」


な、なんてことを…



「ま、そんな話は後でしてよね!!今日は提案があってここに来たんだから!!」


「提案…??」




優真が不思議そうな顔をしてる。


「そう!提案…の前に…。高谷、今日、何の日か知ってる??」



「は?今日??今日ってなんかあったっけ…??10月17日だよな…??」



優真はう~んと悩んでいる。


も…もしかして…忘れてるの…!?