秋真っ只中の10月。



そろそろ、優真と付き合って1ヶ月がたつ。



「瑠理~~~!!!あと一週間で、あたしと優真が付き合って1ヶ月たつよ~!!」


「そ~なの??時間たつのってはやいわ~。あんたたちが付き合ったのなんて、昨日みたいに感じるのに…」


「え~あたしにとってはいろいろあった1ヶ月だったよ」



そう。ほんとにいろいろあったよね。




でも、短かったような、長かったような…微妙な感じ。


まぁ、楽しかったんだけどね!


あたしが付き合ったばっかりのころを思い出してると、


「何ぼ~っとしてんのよっ!」


瑠理にたたかれた。


「いった~い!!瑠理、すぐたたく癖やめなよ!!!」



あたしは、たたかれた頭をさすりながら言った。



「うるっさい!それより、あんたたち記念日になんかしないの?」