病弱少女と学級委員長。


慎治は私と同じように膝立ちをした。

すると、彼は私の頬にまた手で触れて顔を近づけてきた。

まさかっ…

「だっだめだよ!慎治っ…!どうしちゃったの!?」

おかしい。

そう思った私は慎治の胸に手を置く。

「百合花…」

彼はグッと私の手を引いて抱きしめてきた。