病弱少女と学級委員長。


「なんだ?」

私は彼の言葉を合図にスッと立ち彼の前に立った。

風に揺られている髪を耳にかけて、服についている砂をはらう。

「え…どうしたんだよ…?」

彼が首を傾げながら私に話しかけてきた。