無限に鳴り響く機械音

鼻がツーンとなる薬の独特なにおい

初めてではなく、何故だか懐かしく感じるその感じに私は静かにまぶたを開ける・・・。

「あれ・・・?・・・ここは・・・」

すると私の声にきずいたのかリンゴの皮をむいていた1人の女性がナースコールを押した。

「あ・・・御母さん・・・」

「よっかったぁ・・・百合花、御母さんの顔見える?」

「うん」