カランコロン



「いらっしゃい」



あたしが来る時間にお客さんが来るなんてめずらしい…。


あ…。

あたまが夕日色だ…。





まだ外は明るく青い空。

そこに夕日が浮かんでいた。






「マスタ-いつもの。」

「はいはい。」



あたしの隣の隣に座った夕日さん。

なんだろ。

こんな人をV系って言うのかな?



「…なにみてんの?」


「えっ?…」


「あんた。」


え-!!そんなみてたのかな…


「いや。べつに…あの…夕日だなって」

「・・・・」



恥ずかしっ!!!!