君と見た空。

「あっ・・・・。」

途方に暮れていた僕に

駆け寄ってきたのは、

一度見たことのある女性、

茜の、お母さんだった――。


「あの、、、遼君?だっけ。

 茜を見に来てくれたの??」

優しい、透き通った声。

茜を思い出すようだった。。。


「えっと、あ、はい・・・。」

僕は、ずっと下を見ていた。


「そうなの?

 じゃぁ一緒に来る??」

会えるんだ。


「はい!行きます。」

やっと、茜に・・・。


「良かった。あの娘、

 ずっとあなたを待っていたから。」

ずっと??僕を?

こんな、最低最悪な僕を?


僕は、再び、

あの愛しい笑顔を見れると思ってた。


だけど、神様は、

そんなには優しくはなかった――。