君と見た空。

夕焼けしかけた空の光が当たっていた君は

とてもきれいで、

僕は思わず見とれてしまっていた。


セミロングのきれいな髪が、

窓から入った風に揺れている。

ほっそりとした身体。

きれいで大きな瞳。

そして、

一筋の涙―――。


「遼!いい加減早くこいよ。」

こんなときに・・・。

「分かったって・・・。」

あきれる僕。

もう一度教室を見る。


けれど、さっきまでいた誰かは姿を消していた。

しょうがなく僕は軽く小走りで追いかけていった。


そういえば、写真・・・。まぁ、いいか。


さっきのことはきっと見間違い。

僕はそう考えることにした。

けれど、あの一筋の涙だけはなぜか、

忘れることが出来ないような気がした。