君と見た空。

僕は飛び上がるように体を起こした。

額には汗がダラダラと流れていた。

息も弾んでいる。


「・・・夢か。」

髪をぐしゃっと掻き上げ、

大きなあくびをした。


棚に置いてあるお気に入りの時計が

目に入る。


AM8:30


「・・・んぁ!?遅刻じゃん!!」


僕は急いで制服に着替え、

カバンを持ち、

階段を駆け下りた。


「お母さん!なんで起こしてくれなかったんだよ!」

リビングで貰い物のクッキーを頬張る母に、

僕は問いかける。


「起きないから、休みかと思った。。。」

どんだけ天然なのですか??あなたは。