君と見た空。

――ここは・・・どこ??

目が覚めると僕は、

白くてふわふわしてる雲の上にいた。

夢にまで見た、雲の上に――。


しばし夢のようなひと時を過ごし、

僕は、あることに気がつく。


「茜は??」

彼女の姿は全然見えなかった・・・。


「茜??あかね??」

必死で探し回る僕。

そこにまばゆいほどの光に包まれた、

茜の姿が見えた――。


「茜、来てみてよ。

 めっちゃふわふわしてるよ。」

彼女はにっこりと微笑み、

僕の手では届かないようなところにいってしまった。


決して、僕の手では届かないところに――。