君と見た空。

「あ、遼。これ可愛くない??

 でも、あっちのほうがいいかな?」

一人で買い物を満喫していました・・・。


「茜だったらどっちでも似合うよ。」

正直言うと帽子なんて、

どっちでも同じだと思う。

暖かければいいんじゃない???


「僕、外のベンチで待ってるから~。」

茜の買い物を待つのにも飽きて、

僕は近くのベンチで待ってることにした。


待つこと30分。。。


「遼~、ゴメン。遅くなった。」

彼女の手には、

1つのショッピングバックが握られてあった。


「んじゃ行こっか?」

僕たちはまた、歩き始めた。


僕にとって、太陽のない明日へと――。