君と見た空。

僕は左手に茜のちょっとした荷物を持ち、

右手は・・・彼女と繋がっていた――。


「・・・ねぇ、遼??」

茜は少し震えた声で僕の名前を呼んだ。


「ん??何??」

僕はそれに気がつかなかった・・・。


「なんでもない!!

 あ、ちょっとここ寄ってこう!」

彼女が指したのは、

おしゃれな帽子屋さんだった。。


「???・・・いいよ。」

僕は彼女に言われるまま、

帽子屋に入った。


棚に並んでいる帽子を手にとってみるけど、

よくわからなくて、すぐに棚に戻してしまった。

それに比べ、彼女はというと・・・、