君と見た空。

 遼が好き。。

 初めて逢ったときからずっとずっと、

 遼が・・・大好き――。」

耳に入ってきた言葉は、

僕の気持ちと同じものだった。






夕焼けで染まった病室に映るのは、

抱きしめあってる二人の姿と、

飾ってあったひまわりの花だけだった――。


嬉しくて、嬉しくて、

僕も茜を抱きしめる。


僕はもう、このままの時間が

いつまでも過ぎていけばいいと思った。


だけど、その思いはただの、

夢で終わってしまった――。