君と見た空。

彼女はとても、

苦しそうだった。

それが、何分も続いた。

僕は隣にいたのに・・・

声をかけてあげることしかできなかった―――。


彼女は授業の途中に、

保健室に行った。


放課後になっても彼女が

教室に戻ってくることはなかった。


今日はもう彼女を見ることが出来ないと思うと、

少しだけ、気持ちが沈んでいた気がした。


―保健室―

私はベットの上で目を覚ました。

「う~ん・・・。どこ??」

目をこすりながら体を起こす。

「あら、目覚めたのね。

 無理しちゃだめよ。

 大事な身体なんだから。」


無理はしてなかったような

気がするけど・・・。