「ん……」
明るい日差しが眩しくて、目を覚ました。
「推、起きたか…?」
ゆっくりと目を開けると、見慣れた天井と
侑耶の顔が目に入った。
ここは、あたしの部屋…?
確か、台所で…。
「んぁ…」
体を起こそうとしたら、頭と体に酷い痛みを感じた。
なに、これ。
「無理に起きるなって!!」
無理に体を起こそうとしたあたしを見て
侑耶が止めに入った。
未だに状況がつかめないあたしに
侑耶が少し怒った口調で話し始めた。
「お前、最近食事残してただろ。」
な、なんでそのこと知って…!!
そんなあたしの心の声が聞こえたかのように、侑耶が
「こっそり、おかずを戻してるのばれてんだよ。」
と、付け足した。
ぜ、全部ばれてる…。

