「ぷはっ…はぁ…はぁっ…。」
意識が飛びそうになった瞬間、
侑耶から解放された。
でも、体を支えることが出来ず
侑耶にもたれかかった。
「お前、エロい声出し過ぎ。」
侑耶はあたしの頭を撫でながら
耳元で小さく呟いた。
「ゃっ…」
それだけで、体が反応してしまう。
「もう…まじでそんな声出すなって。」
侑耶が口元を押さえてプイっと横を向いてしまった。
「な…なん、で?」
変な声だったから…?
そう思うと涙が溜まってきた…
「あぁー、もうっ!!!」
急に大声出したかと思ったら
また抱きしめられた。
そして――…
「まじ好き。」

