頭の中はパニック状態。
体が固まって動けなかった。






「推。」




「はいっ!!!」



突然呼ばれて、元の世界に戻る。




「アホな顔してる。」




「な、なによ。」



失礼なっ!!アホな顔してないもん!!



「あ、それと目瞑れ、唇の力抜け。」




「え……んっ。」




変なことを言われてびっくりしていると
またキスされた。





「んぁっ…んん…。」




静かな玄関にあたしの漏れた声が響く。





「可愛い…」




「ゆ…やぁ…んぁ…はぁ…」




侑耶はそう呟くと舌を入れてきた。





もっ…だ、だめ…