この空に、あなたに、届け




んーと?
この状況も、状況なんだけど…


まず、告白ってなに??





「あたしが?だれに?」




「あいつだよ。」



侑耶は玄関の扉を指さしながら言う。




「えっと…洋のこと?」




「ん。」




侑耶が小さく頷いた。






ん??
待てよ…??





「告白されてないよ?」




「されてただろーが。」




侑耶の抱きしめる力が強くなった。




い、痛い…っ。





「『俺のこと好き?』って聞かれてたじゃねーか。」




あっ……
あのときの…。