「あたしも好きだよ?」





「「……は?」」




いじけてた洋の頭を
ポンポン叩きながら言うと


目の前に驚いた顔の2人が迫ってきた。




……え?
なんか変な事いった?




「な、なぁ…それ、まじ?」



洋はあたしの手を掴みながら
わなわなと震えだし、





「なぁ、俺は?俺と洋どっちが好き?!」



要はあたしの肩をもってぶるぶるを揺らしだした。



そ、それじゃ、話したくても
話せないっ!!





「な…ちょ…ちょっと、話せ…な…いっ?!」




揺れながら必死にしゃべろうとしたせいか
思いっきり舌を噛んだ。





「をぉっ?!大丈夫かっ?!」




「あ、悪ぃっ!!」



涙を浮かべたあたしを見て
2人が心配をしてくれた。



…のは、いいけど…