「あれ?ここ、どうやってやるの…」
「あぁー、ここは――…」
侑耶に「勉強教えて」と言ってから1時間。
意外とスラスラと進む。
「あぁ!!分った!!」
侑耶は教えるのがとてもうまいから
いい感じに頭に入ってくる。
「できたぁー。」
一番の天敵【歴史】を撃破し、感動していると、
「おぉー、ほとんど正解。」
ワークを見ながら拍手している。
よっしゃっ!!これで、ちょっとは安心でいるかも。
「よく頑張ったな。」
「……っ!!」
心のなかでガッツポーズをしていると
ワークの丸付けを終えた侑耶が優しい笑顔で…
頭を撫でてくれた。
たまに見せるそれ、反則だと思う…

