この空に、あなたに、届け





「だからっ!!」




侑耶はオムライスの乗ったお皿をあたしに突き出して、







「【大好き】って、書け。」





…書けって。




いや、




「えぇええぇええぇぇ?!」





大好きって…。





何で?!?!?!?!?!







「い、いや、特に意味ないからなっ!!」





ツンデレですか、あなたは。





「はいはい。書けばいいんでしょ。」




呆れながらに答えると。





「気持ちこめて書けよ?」





あたしを見て、そうにやりと微笑んだ。