まて…まて。
冷静になれ、俺っ!!
一目惚れしたにしても…
相手は中学生だぞっ!!
理性を総動員して、なんとか保つ。
「こいつ…寝てると大胆だな。」
やばい…今の俺。
緩む口元を必死で隠しながら
胸がうずくのを感じていた。
幸せな感覚に浸っていたら―――…
「やべ…。眠くなってきた。」
俺も、そろそろ寝るか。
手を離そうとすると…。
「やっ…」
推はそんな声をだして俺の手を強く握った。
さっきよりも強く…。
「…困ったな。」
いや、離さないってのはもう
幸せすぎることなんだけど…。
「俺、どこで寝ればいいんだよ。」

