高校の入学式が近付いた頃。
あたしはすごく不安だった。
新しく入っていく高校。
それこそ洋が傍に居てくれるからいいものの。
洋もイケメンだし
あんまり傍に置いておくと洋にも悪いし
あたしが女子に殺されかねない。
高校は洋に頼らず、自分だけで頑張りたかった。
でも、勇気が足りない。
「あ…」
ふと頭に白い封筒のことが頭をよぎった。
…読んでいいかな。
『俺を必要とした時に読め。』
今、すごく背中を押してくれる何かが欲しい。
あたしは覚悟を決めて白い封筒を開けた。
あたしは手紙に目を落として
ゆっくりと読んでいく。

