「あたし、頑張るからっ!!」





考えてみると、洋も要もいない高校生活なんて…
つまんないと思うから。






2人の後ろで気合を入れると―――……






「推はさ、推のペースで勉強すればいいんだよ。





勉強して…時々休んで。





んで、また頑張る。」







要はあたしの方に振り返ってニカっと笑った。








そう……だよね。
あたしなりに、頑張ればいいんだよね。







「休みすぎるなよー。頭鈍るから。」






洋は少しだけ嫌味っぽく言った後





あたしの頭をコンコンと叩いた。