この空に、あなたに、届け







「じゃあ、侑耶はたまねぎをみじん切りにしてね?」





「任せとけって。」





よし、じゃあ、あたしはフライパンとひき肉を準備して…




他の準備を終えたときに隣から唸り声が聞こえた。





「うぅー…」





「ど、どうしたの?!」





まさか、指でも切っちゃった?
急いで隣に行くと…





「推ー…目が、目が痛いよぉー…」





瞳にたくさんの涙を浮かべた侑耶がこっちを向いていた。
あーぁ…




よく見るとまだ1つも切れてない。






「後はあたしがやっておくから。侑耶は顔を洗っておいで?」






「す、すまん…。」





侑耶はすこしだけ肩を落として洗面台に向かった。