「はぁ…はぁっ…。」 あたしは今日何度走るんだろう。 すごく長い距離を走った気がする。 あたしの家から洋の家まではそんなにないのに 往復しただけですごく息が上がってる。 「どこ…?えっと…確かここに、あった!」 あたしは、必要なものを手にとって また靴を履いた。 "パサッ…" そのとき何か落ちた気がするけど そんなの気にしてられない。