「いくら歴史が嫌いだからってぼーっとしてるなよ。」






洋が歴史嫌いなあたしに釘をさすように言う。



――…だって、嫌いなんだし…。
それよりもさっきにことが気になって集中できないんだもん。






「まあまあ。今日はさ、これくらいにしておかない?」







洋にみっちり怒られて拗ねているあたしを見て要が間に入る。






「はぁ?今日、ぜんぜ「そうしよう!!!」




洋が事を言い切る前に
要の意見に賛成した。
洋の話を最後まで聞いていたら―――…





そう思うだけで、寒気がした。