この空に、あなたに、届け







広いリビングに1人居ても寂しくなるだけか…





「部屋行こ…」





部屋に入って電気をつけると
携帯が光っていた。





そういえば携帯のバイブで目が覚めたっけ。






「誰からだろう。」






確認すると洋からだった。






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to:推
from:洋
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推、このままでいいのか?


後悔してることがあるなら
俺のとこ来い。


いいこと教えてやるよ。



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な、なんで洋が知ってるの…?




「何を知ってるの…?」




最後の"いいこと"が
すごくひっかかる。

それに、後悔だってしてる。
侑耶に言わなきゃいけないことがたくさんあるんだもん。




「…確かめなくちゃ。」




あたしは携帯だけもって家を飛び出した。