広いリビングに1人居ても寂しくなるだけか…
「部屋行こ…」
部屋に入って電気をつけると
携帯が光っていた。
そういえば携帯のバイブで目が覚めたっけ。
「誰からだろう。」
確認すると洋からだった。
――――――――――――――――――
to:推
from:洋
――――――――――――――――――
推、このままでいいのか?
後悔してることがあるなら
俺のとこ来い。
いいこと教えてやるよ。
――――――――――――――――――
な、なんで洋が知ってるの…?
「何を知ってるの…?」
最後の"いいこと"が
すごくひっかかる。
それに、後悔だってしてる。
侑耶に言わなきゃいけないことがたくさんあるんだもん。
「…確かめなくちゃ。」
あたしは携帯だけもって家を飛び出した。

