「そん、な。」 目の前が真っ暗になった。 伝えなきゃいけなかったのに… 「ぅぐ……っ……うぅ…」 涙が止まらない。 ちゃんと話したかった。 好きだよって伝えたかった。 傍に居て欲しいって、伝えたかった。 「ごめんな、さい…」 今になって言葉が出てくる。 伝えたかったこと、全部。 「好きなの…!」 もう、届かない言葉。