この空に、あなたに、届け







気にしてないことにちょっとショックを受けていると







「何して遊ぶんだ?」








侑耶があたしの手を握り締めて聞いた。
世間に言う"恋人つなぎ"






「…!!」




ど、どうしよう…!!
なんか、体も近いし…!!





「ほら、お前がここに来たかったんだろ?」






侑耶はそう言って顔をさらに近づけた。




わっ…ち、近い!!
だ、だけど、かっこいい…



なんて見惚れてる場合じゃない!






「じ、じゃあテニスやろう!」






あたしは早く逃げたくてテニスを挙げた。
もちろん、やったことはない。