この空に、あなたに、届け





突然侑耶があたしの顔を覗きこんだ。
また驚かされた…。








「もう、家着いたぞ?」







さっき乗った車は
気付けば家の前についていた。







「ほんとだ…。」






「はい、これお前のだろ?」




そういって、ぬいぐるみの入った袋を受け取った。






さっそく部屋に飾ってみる。






「か、可愛いー…!」





机の上にちょこんとのったうさぎとくまはとても可愛かった。





これで、すこしは寂しくなくなるかな。





でも、実はぬいぐるみはこれだけじゃない。