この空に、あなたに、届け






「手だよ、手!」





「手?」




空いてるほうの手を出すと――――…






「ほら。」





「…!」





侑耶が手を握った。



結構恥ずかしかった。
けど、嬉しい。






ずっと、こうしておきたいな。