この空に、あなたに、届け







「どうして?」






「いーから。」






それだけ言うと店内に入ってしまった。
どうしたんだろう…






あ、いけない
うさぎとくまを探すんだった!
あたしも後から慌てて入った。






「うわー、可愛いー…」




ぬいぐるみコーナーに直行したあたしはたくさんのぬいぐるみの前で悶えていた。






「あ、このうさぎいいかも…あ、こっちも捨てがたい…」





先に入った侑耶は見当たらず、
しょうがなくあたし1人で選ぶ





「よし、うさぎはこれで決定!次は…」





あたしは小さなティアラをつけた白いうさぎを選んだ。
触り心地がすっごくよくて、気に入っちゃった。






「あれ、まだうさぎしか選べてねぇの?」