「逃げようとしてるんじゃ……ないよな?」 後ろから背筋の凍るような声が響く。 「逃げたら……こうする。」 いつの間にかあたしのまうしろまで来ていた洋は 歴史の問題集を持って―――…… ゴンッ!! 「いったぁ―――っ?!」 あたしの頭を角で打ちました。 角…角だよ。 痛いじゃんっ!!