「先に向かって頑張る2人を最後に見て行きたかったんだ。 けど、そう思ったらなかなか引越しの話が言い出しにくくなっちまって… ごめんな。」 「要…。」 「じゃあ、俺それだけ言いに来たから。もう行くわ。 元気でな。」 待ってよ… まだ、話したいことたくさんあるのに 3人で同じ高校に行くんじゃないの? 待ってよ、待って…! 待ってと思うほど要が遠くなっていく。 「要!!!」 すると、突然隣に居た洋が叫んだ。