「それは、お前から言わねぇといけねぇことだろ。」
「…そうだな。」
ごめん、洋。
俺にはどうしても言う勇気がでねぇみたいだ。
お前から伝えてくれ。
…頼むよ。
そんな俺の心を悟ったかのように
「俺は"絶対"言わねぇからな!!」
それだけ言って行ってしまった。
「はぁ…」
俺は芝生に座って空を見上げた。
季節は冬。
俺の吐いた息が白くなって消えた。
明後日、か…
俺は動けずにしばらく空を眺めてた。
時が過ぎてくのが惜しい。
3人と、このままで居れたら。
Side:KANAME end
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