「推?どうした?」 冷蔵庫の前で固まってるあたしを心配したのか侑耶がこちらに近付いてきた。 よし!勇気を出して… 「ゆ、侑耶!」 「うおっ、な、なんだよ。」 「こ、これあげる!」 目を閉じてばっと侑耶の前に突き出した。 「………」 でも、返事が返ってこなくて まさか要らなかった?!と思いつつゆっくり目を開けると… ちゅっ。 そんなリップ音が耳のすぐ近くで聞こえた。 え、い、今なにして… 目を見開いて侑耶を見ると 「さんきゅ、めちゃくちゃ嬉しい。」 笑顔の侑耶がいた。