この空に、あなたに、届け






「え、そ、そんなことないよ!!」




慌てて否定すると





「否定するところがますます怪しいよな。」




また不敵な笑みを浮かべた。
い、いやな予感が…




「なぁ、推。風呂入ろう「入りません。」





侑耶が言い切る前に返事をした。
そんなの絶対に無理だから!!





「俺と入るの、いや?」




そ、そんな顔で見ないでよー。




「い、いやとかじゃなくてね?」





「じゃあ入ろ。」




結局、強制的に連れてこられました。
でも、どうしても見られたくなくて
"電気だけはつけないで!"といったら渋々承諾してくれた。





「ゆ、侑耶…見えてない?」




「見えてない、見えてない。」




あたしは侑耶に手を引かれながら真っ暗なバスルームへと入っていった。