「そのままの状態で愛の言葉を言いなさい。」 不意に侑耶が言った。 あ、愛の言葉って…!! 「だ、大好き…。」 小さな声で言うと。 ドク…ドク…ドク… いきなり脈が早くなった。 もしかして… 「ドキドキしてる、の?」 やだ、涙でそう。 嬉しくて、あたしの言葉を聞いた侑耶が赤くなった顔を見せない様にそっぽを向いた仕草が可愛くて、 全てが愛しくて。 「推、好きだ。」 まるで夢の様で――…